我が家では、コロナ禍に受験を控える中3の次男がおります。コロナによって春先から大好きな野球を取り上げられ、家にこもりっきりで、ついついゲームやYouTubeに夢中になってしまい、いざ登校が始まってもその文化からなかなか脱せられずに、日々を過ごしてます。学に没頭しない子に勉強しなさいと叱責したところで、習慣化はすぐには戻りません。特に母親との口論が絶えない中、なんとか自分が入って少しでも殺伐とした雰囲気を脱したいなあと、次男の受験に携わることを買って出ました。とはいっても、さすがに中学受験レベルとなると分からないことや忘れてしまったあれこれで、教えるというよりは一緒に学ぶという感じ。自分が携わることで、子供との距離が縮まることは言うまでもないが、もうひとつ、忘れ去られてた知識を呼び戻すことができ、あのころの懐かしさを思い起こしているのです。歴史で起こったあの事件や出来事。忘れていた世界の位置づけや、47都道府県の場所など。ちょっとした学びは、私の新たな生活習慣になりつつあります。毎日最低1時間を息子と過ごす学びの場。「子は親の心を演じる名優である」倫理の教えの一つです。日頃学ぶことを忘れ、好きなことに時間を費やすことを我がストレス解消法であると勘違いしている私をみて、学びの時間を少なくしてしまった息子。あえて親に心配させ、私の心に喝を入れるがごとく、実は自然と私を学びの域に導いてくれた息子なのではと思い始めました。そんな機会を与えてくれた息子に改めて学ばせていただきました。ぜひ息子と一緒に受験を乗り越えて喜びを分かち合いたいと思います。人間は死ぬまで学び続ける生き物なのですね~。