先月のことですが宇都宮大学の学生さん主催のシンポジウムに参加してきました。
木材産業者と建築関係者の現状と課題をしっかり学ばれていて素晴らしかったです。
川上、川中、川下のパネラーの皆さんによるディスカッションも勉強になりました。
内容として大きくは、①県産材利用を拡大するためにどうするか。
②木材産業者と建築関係者の需要のミスマッチの原因はどこにあるのか。
川下の計画的な需要確保と川上の長期安定的な相場や供給量の確保のミスマッチをどう解消するかということだと思います。
流通の立場として、双方のご意見を傾聴していて、川中の存在価値を取り戻したいと思いました。
もちろんしっかりと存在価値をそこに示している川中も居ますが、多くはそうでないってことが感じ取れました。
原点に帰って「そもそもなんで地元の森林資源を活用した方が良いのか」を川上から川下までが共通の【目的】として、県産材利用が増えていくといいと思います。
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地元材活用の基本的な目的は、一部の産業が活性化することじゃなくて、地元にお金が落ちて、地元経済や雇用の活性化に繋がることであったり、山や森が管理されることで災害予防になり豊かな暮らしが生まれるってことでもあると思うんですよね。
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